こんにちは。プラッツ(@platzblog)です。
先日、JR神田駅で発生したリアルかちかち山事件。男子大学生の背負ったリュックから発煙があり、その原因が安物のモバイルバッテリーだったとのこと。
それ以外にもスマートフォン本体を含め、発火、果ては爆発(!)まで、ニュースになる事が多いバッテリー。
あなたも安物のモバイルバッテリー使っていませんか?今回は安全・安心なモバイルバッテリーについてまとめたいと思います。
安全なモバイルバッテリー使っていますか?
スマホやタブレットを持っている方なら多くの方が一度はバッテリーの減りの速さに頭を悩ませたことがあると思います。
その救世主がモバイルバッテリーです。携帯電話と同じくリチウムイオン電池を内蔵した小型蓄電池で、スマホやタブレットに繋げば外でも充電が可能な優れもの。
しかし、場合によってはこれが思わぬ事故を引き起こすことも。
充電しているときはモバイルバッテリーとスマートフォン本体の間で電流が流れており、この電流の流れが強すぎたり、流れに抵抗があったりすると非常に危険です。
モバイルバッテリーにはピンからキリまでありますが「安いものにはわけがある」場合が多いですので、商品を選ぶには注意が必要です。
どんなモバイルバッテリーを選んだらいい?
「そんなこと言われても、どんな商品を選んでいいかわからない!」という方に、商品選択のヒントをお知らせしたいと思います。
信頼できるメーカー
まあ、基本中の基本ですが、まずは「信頼できるメーカー」であること。パナソニックやソニーなどおなじみのメーカーの製品だと安心ですよね。
なかでもパナソニックは三洋電機が開発・製造・販売していた「エネループ」の技術を継承してモバイルバッテリーも展開しています。
三洋はモバイルブースターという製品名で早くからモバイルバッテリーを製造していた老舗でもあります。
ですので、パナソニックのモバイルバッテリーを持っていればひとまず安心でしょう。
きちんと商品説明がされている
名前を聞いたことが無くてもいいメーカーはたくさんあります。特にお勧めしたいのは「Cheero(チーロ)」と「Anker(アンカー)」です。
私は今、Cheeroをメインに使っていますよ。
実際に使っているのはこちらの製品で、もう3年近く使っています。13400mAhと大容量なので、iPhone7/8でしたら4回は充電できる設計になっています。
Cheeroは日本の企業です。こちらもかなり前からモバイルバッテリーを開発しています。
比較的安価で高性能。Amazonなどのネットショップでも人気が高いメーカーに挙げられます。
見た目がシンプルなものもありますが、人気漫画「よつばと!」の人気キャラクター「ダンボー」「ニャンボー」を模したデザインのモバイルバッテリーも人気です。
また、Ankerは中国企業ですが世界中にモバイル関連製品の販売を展開をしていてこちらも評価が高いメーカーです。私もAnker製品はいろいろと持っています。
Amazonではモバイルバッテリー部門で最も人気・売上のあるメーカーです。
こちらもCheeroと同じくいろいろな種類のモバイルバッテリーを製造・販売しています。シンプルなデザインのものが多かったですが、最近ではポケモンのキャラクターを模したデザインの製品も展開しています。
この人気の2社に共通しているのは、きちんとネット上で製品に関する説明を表記していることです。どのようなセル(リチウムイオンバッテリーの本体)を使っているかとか、過電流にならないような安全設計をしているかどうかとか。
説明の内容はAmazonの製品ページや各社ホームページなどでご確認下さい。どんな製品を購入していいか分からないかたは、この辺りを参考にしましょう。
【Anker】製品説明より
【Cheero】公式サイトより
逆にこのような説明がない企業や製品は、すべてとは言いませんが、作りが粗雑であると判断されても仕方ないと思います。
モバイルバッテリーは見た目がいいとか、安いとか、そのあたりよりもきちんと実用性のある製品であることを確認してから購入しましょう。
バッテリー本体も大事ですが、充電するスマホなどを安全に長持ちさせるためにも、きちんとしたバッテリーを買うことも大事です。
自分の用途に合ったサイズ・容量を選ぼう
モバイルバッテリーにはサイズや電池容量もいろいろありますが、自分の用途に合ったものを買うようにしましょう。
だいたい10,000mAhあれば大容量と言えると思います。
旅行や出張が多い、という方は大容量のものがいいでしょう。あとはスマホだけではなく、タブレットも充電したい方は大容量の方がいいですね。
ただし、モバイルバッテリーの容量が大きくなればなるほど、モバイルバッテリー本体の充電にも時間がかかりますので、その辺りは注意が必要です。
普段の家でのスマホ高速充電や、大容量モバイルバッテリーへの短時間充電のため、高速充電器をひとつ持っておくのも良いと思います。
私が持っているのはこれですが、スマホなら朝1時間程度の充電でさくっとフル充電かそれに近い充電が終わります。
一方、泊まりでの移動は少ないけれど毎日の通勤通学でネットやゲームばかりやってるとすぐにスマホの電池が減っちゃうので予備のために持っておきたい…という方は小容量のものでよいでしょう。
小型・薄型であれば主要メーカーであっても主に女性向けの、キレイだったり、かわいかったりする製品もあります。
AC充電器一体型があると便利
最近では、モバイルバッテリーとAC充電器が一体になった製品もあります。
外出先ではモバイルバッテリーとして使い、自宅やカフェなど電源があるところでは充電器としての利用が可能。
コンセントに挿し込んでケーブルでスマホと繋がなければ(もしくはスマホが既にフル充電されていれば)、モバイルバッテリー側が充電されます。
モバイルバッテリーを持っていても、モバイルバッテリー自体の充電を忘れていてはまったく意味がありません。
しかし、このような一体型の製品を持っていれば仮にモバイルバッテリー側の充電がされていなくてもカフェなど電源がある場所を見つけて外出先でもモバイルバッテリーやスマホの充電ができるので非常に便利です。
このAnkerのPowerCore Fusionはあのヒカキン氏も動画で紹介していた製品ですが、紹介後は一時品薄だったんだとか?さすがですね。
モバイルバッテリーからの出力値も大事
モバイルバッテリーからスマホを充電するときには、モバイルバッテリーからの出力値も重要です。これによって充電のスピードが異なってきます。
基本的には出力値が大きければ大きいほど、充電スピードも上がります。逆に言えば出力値が小さい場合、充電スピードは落ちます。
最低でも2A(アンペア)の出力がある製品を選びましょう。最近では大容量バッテリーの場合3A出力や4A出力という製品もあります。
こちらもきちんとしたメーカーのものであれば商品説明に書いてあります。
ケーブルもきちんとしたものを買おう
モバイルバッテリーだけではなく、充電に使うケーブルもきちんとしたものを買いましょう。
100円等で売られているケーブルを急場しのぎに買うだけなら仕方ありませんが、ケーブルにもピンキリがあります。ケーブルの良し悪しで充電速度に差が出る場合もありますよ。
特にiPhoneで使うライトニングケーブルは、安物の場合、iPhoneのiOSをバージョンアップすると使えなくなるものもあります!(今、私が予備で使っている100円で買った製品もそうです)
こちらの記事でも書いていますが、MFi認証と呼ばれるiPhoneやiPad向けに設計されたケーブルを持っておきましょう(MFiはMade For iPhone/iPadの略です)。
MFi認証のケーブルはちょっと高いんですけどねー。ケーブルについても個人的にはAnkerがおすすめです。
メインではこちらのケーブルを使っています。
ということで、モバイルバッテリー・ケーブルとも高性能で安心・安全なものを利用してあなたもカチカチ山にならないようにしましょう!
こちらでも類似の記事を扱っています。