食べたり飲んだり

ビッグブレックファーストはマクドナルドを殺すか?

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マクドナルドから面白そうなメニューが出たので、珍しく朝マックしてみた。

マニューは「ビッグブレックファースト」と「ビッグブレックファーストデラックス」。朝食メニューをプレート化したもの。ビッグブレックファーストはマフィン・スクランブルエッグ・ソーセージ・ハッシュポテト・飲み物(Mサイズ)。デラックスはそれにパンケーキ3枚がつく。

土曜の朝8時台。客席まばらなマックへゴー。訪れたマックは結構人が集まる街にあるが、土日は人が少ないかも。ビッグブレックファーストデラックスを注文。飲み物はアイスコーヒーにした。余談だが、コカコーラゼロがメニューから消えていた。

まず驚いたのはその値段。デラックス、699円って高っ!デラックスじゃない方も599円だ。ワンコインでお釣りが来る朝マックのイメージではないが、まあ仕方ない。で、注文をしたが、卵をこれから調理するとかで席で待つよう言われる。ハッシュポテトとコーヒーだけ渡され、待つ…待つ…遅い!結局10分位待たされた。ん~、遅いよ。結局、ハッシュポテトは少し冷めていた。

ビッグブレックファーストデラックス、早速蓋を開けてみるが…なんか予想と違うようなw「思ってたんとちゃーう!」的なw なんかスクランブルエッグのはずがだし巻き卵的な感じになってるw そこに違和感。あとは見慣れたメンバーという感じ。マフィン・ソーセージ・卵…あれ?これ材料はソーセージエッグマフィンと一緒だな!マクドナルドにはパンケーキもメニューにあるし、素材は同じだけど見た目変えた戦法か。

DSC_0158 開ける前

DSC_0159開けたあと

マフィンはバター味。お好みでジャムを塗るらしい。ソーセージはいつもの味。スクランブルエッグは…味がしないが自分で味付けするように塩コショウがついてくる。マックの味付けは塩味が濃いから、自分で味付けできるのはいい。だけど、ついてきた塩もちょっとしかつけていないのにかなりしょっぱい感じがする。自分が敏感なだけかな?パンケーキは普通にパンケーキ味。かなり大きい容器にシロップが入っていたけど、半分くらいでいいかな。

ということで、味は可もなく不可もなく、驚きもなかったので60点くらい。ボリューム的にはこれくらいあれば十分。問題は値段かなあ。普通のビッグブレックファースト599円とほぼ同じ素材、というよりチーズが多いソーセージエッグマフィンセットが450円位。100円以上値上げされているその付加価値はどこにあるのか?まだ100円でパンケーキがついてくるデラックスのほうが割安感はあるが、値段設定自体が700円では朝食としてどうか?これがマックなりのデフレ脱却なのか?個人的には2度めはないかなという印象。

さて、タイトルの件。twitterを見ていたらマックのバイトらしき人がビッグブレックファーストは作るのが面倒だというようなつぶやきをしていた。自分はあまりよく理解できなかったけど(ソーセージエッグマフィン作るのと一緒じゃね?と思った)、なにか手間がかかるのだろうか?で、思い出したのが吉野家やすき家の件。両者が始めた「すきやき鍋」はヒットを産んだがその裏で店員に負担を強いることとなり、吉野家は時間限定で販売(お昼は売らないとか)、すき家に至ってはバイト離脱による人手不足で24時間営業ができなくなるなどの問題を生じさせている。マックもそれに似た現象が起きるのだろうか、と思った。確かに、自分も商品が揃うまで10分位待たされた。ビッグブレックファーストがそれほど売れているようにも見えなかったが、もしお客さんの半分がこの新商品を注文したらどうなるんだろうと思った。そしたらお店は確実に死ぬ。そう思った。

高価格化路線を目指したり、レジメニューを引っ込めたり戻したり、なにかと迷走が見られるマクドナルド。着地点は見えているのかな?この新メニューもなにか迷走を象徴しているようなメニューに見えた。

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