今回、リバーフライヤージャパン様からソーラーチャージャー モバイルバッテリー「Chargi-Q mini(チャージックミニ)」をご提供いただきましたので、レビューしたいと思います。
いまや防災グッズとして必須なモバイルバッテリー
2018年は日本各地で大雨や地震などが頻発しました。特に北海道で起こった地震では火力発電所が停止し、北海道全域が停電となるなど2次的な被害が広がりました。
そこで改めて注目されたのがモバイルバッテリーです。
スマホはすでに生活に密着したツールとして災害のときにも活躍します。SNSから情報を得たり、逆に発信したり。またラジオやテレビ(動画)を再生して情報を得ることもできます。
しかし、問題はスマホのバッテリー。ネットワークが繋がりにくい環境の中でスマホを使えば使うほどバッテリーは激しく消耗し、通常より早く消費されます。
そんなときの救世主がモバイルバッテリーです。これさえあればたとえ停電だったり、充電できる環境がない場合でも、モバイルバッテリーからスマホへ充電することができ、引き続きスマホを利用することができます。
ところが、このモバイルバッテリーにも弱点が。
普段持ち歩くタイプのモバイルバッテリーは小型のものが多いため、スマホを1,2回充電すればモバイルバッテリーのバッテリーが空っぽになってしまいます。
そしてモバイルバッテリー自体のバッテリーが空っぽになればそこの蓄電をしなければいけませんが、停電している場合には蓄電をすることはもちろんできません。
災害の規模にもよりますが、甚大な災害でいつ災害からの復旧ができるかわからない場合は「命綱」であるスマホを復活させるモバイルバッテリーもある意味「命綱」なのです。
そこで災害に備えて準備しておきたいのが、大容量であり、コンセント以外からも蓄電が可能なモバイルバッテリーとなります。
ソーラーパネル&手回しで電源がなくても充電可能
今回ご提供いただいた「Chargi-Q mini(チャージックミニ)」は災害時のそれら弱点を補う最適なモバイルバッテリーです。
仕様は以下の通り
製品サイズ | 130mm×60cm×34cmm | |
重さ | 320g | |
ソーラー電池容量 | 8,000mah | |
充電 | ソーラーパネル | 5-5.5V 0.4W |
マイクロUSB | 5V 1A (約4時間で100%充電) | |
給電 | USB(ダブルポート) | 5V 1A/2.1A |
素材 | 高強度 完全防水ABSプラスチック |
大きさについては通常のモバイルバッテリーよりは大型になっています。
重さが320gということで、350mlの缶やペットボトルをを思い起こしてもらうと良いと思います。サイズ・重さともそれに近いです。
それを少し平たく潰したくらいの大きさなので、持ち歩くときはアウトドア用リュックの横についているポケットにも入るイメージです。
普段持ち用途としては大きいですが、家に常備しておくタイプとしては良いと思います。
バッテリー容量は8,000mAhと大きめ。iPhone8であれば3回、iPhoneXであれば2.5回、Galaxy S8であれば2回充電が可能と謳われています。
バッテリー自身を蓄電するスピードは、通常の用途であるUSBケーブル(MicroUSB)を使ったコンセントから約4時間で満蓄電が可能とのこと。
ソーラーパネルを使った充電の場合、約10時間かかるということですが、晴れている間、太陽に向きっぱなしであるという条件がつくはずなので、おそらく同じペースで蓄電し続けるのは難しいはず。それでも全く蓄電されないよりはいいですよね。
そしてもうひとつの特徴として、手回しで蓄電が可能であること。これは1分間回し続けた場合(1秒1周のスピード)に5分間の充電ができるレベルだそうで、緊急時の対応としては十分だと思います。
安全にも配慮
こちらの記事でもある通り、モバイルバッテリーは安全性が重要です。→ あなたのモバイルバッテリーは大丈夫?安全なモバイルバッテリーを選ぶ方法
安いモバイルバッテリーは各種ありますが、いくら安くても発火したり膨張したりしては意味がありません。モバイルバッテリーの発火事故の話は時々耳にしますよね。
2019年2月からはモバイルバッテリーにもPSEマーク(電気用品安全法に基づく表示)が付いていることが求められていますが、こちらの商品はPSEマークも取得していますので、一定基準はクリアしている商品となります。
私は時々、海外通販でガジェットを購入していますが、モバイルバッテリーだけは怖くて海外から購入できないです。
使ってみてのレビュー
それでは、実際に使ってみた感想をレビューしたいと思います。
このモバイルバッテリーの最大の特徴はソーラーパネルと手回しハンドルがついていること。その為、電源が取れないアウトドアや停電を含めた災害時の活用が想定されます。
残念ながら普段使いには向きませんが(普段遣い向きのモバイルバッテリーは他にたくさんありますので)、逆に非常時には頼もしい存在になることが考えられます。
今回のレビューも非常時に使うことを前提にまとめたいと思います。
充電と蓄電
スマホ等を充電するための出力用USBポートは2つ付いています。出力はそれぞれ1Aで合計2Aですから標準的なタイプです。出力を計測したところ、ちゃんと5V1Aでした。
1Aということで、急速充電とはいきませんが、私の手持ちのスマホ(SH-01K)で50%の状態から1時間ちょっとでフル充電されましたので、そこそこよいでしょう。
モバイルバッテリー自体への蓄電は3パターンあります。通常のUSBケーブル(MicroUSB)による蓄電、ソーラーパネルによる蓄電、手回しによる蓄電です。
いいところ
上述の通りソーラーパネル・手回しハンドルがついており、非常時にも役立ちます。電源を気にしないで済む安心感があります。
手回しハンドルは固定式で着脱が出来ません。出っ張っていて邪魔にも感じますが、着脱可能にした結果ハンドルを無くしてしまっては意味がありません。(特に非常時には)
ということでハンドル固定は逆にいいのかも。
そしてソーラーパネル。屋外に放置しておけば勝手に蓄電されるというのですから、これもありがたいです。
もちろん、通常のUSBケーブルによる充電もできます。容量は8,000mAhと大容量の部類に入ります。定期的にフル蓄電しておいておけば、急な災害の時にも役立ちます。
本体にはLEDライトもついており「懐中電灯」として使うこともできますので、急な夜間の停電でも安心です。
残念なところ
せっかくいろいろな方法で蓄電が出来るのはいいのですが、どれくらいバッテリー容量が残っているのか、蓄電中はどれくらい蓄電が進んだのかわからないのが残念です。
モバイルバッテリーだと、何かしらのボタンを押すと残量をランプの色やついている数で知らせてくれるものが多いですが、それがないために今どれくらい使える状態なのかがわかりません。
USBケーブルでモバイルバッテリー本体の蓄電をすればランプが付き(赤く点灯)、フル蓄電をすると消えますが、それくらいでしか確認ができませんので、ぱっと現在の状況を把握できないのは残念です。
また、ソーラーでの蓄電の場合は実際に蓄電されているのかどうかをその場で確認することはできません。
ほかのスマホなどに充電をしてみてモバイルバッテリーにも充電がされていたことがわかりますが、どれくらい蓄電されているかの目安がわからないので、スマホをどれくらい充電できるのか不明です。
今後改良するのであればそういう機能は必ずつけてほしいです。
また、スイッチの取り扱いがわかりづらいです。日常的に使うものであれば使っているうちに慣れていきますが、非常時に使うものは操作を忘れがちなもの。
ソーラー蓄電の場合は「スイッチを真ん中(OUT)にしないといけない」というルールがあり、それは案外忘れてしまうかも?
私も最初ソーラーで蓄電されない理由がわからず、説明書を見て理解しました。
一応説明書には書いてありますが、あまりわかりやすい表示ではありませんでしたし、なにより非常時に説明書を読む余裕はないかもしれません。
スイッチ部分には刻印されているOF/OUT/LED表示がありますが、その字が小さくてかなり見えにくく機能がわかりづらいです。その点も改善してもらいたいですね。
このように使ってみてわかった改良点もありますが、持っていることでデメリットはありません。
アウトドア用や防災用にモバイルバッテリーを探していた方にはおすすめできる商品です!
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