ドコモが通話の基本プラン「シンプルプラン」を6/1から開始します。受付開始は5/24から。基本料金は980円です。
ドコモのシンプルプランとは?
ドコモと通話が可能な回線を契約する場合、通話の基本プランを選択しなければなりません。
現在ドコモが「カケホーダイ&パケあえる」というフレーズで提供している新料金プランが登場したのはもう3年も前です。
当初、通話の基本プランは2,700円もするカケホーダイプランしか選ぶことができなかったのですが、途中から1,700円のカケホーダイライトプランが追加に。
そして、今回980円のシンプルプランが登場することになりました。
安くしてほしいという利用者の声や格安SIM業者への対抗、総務省からの要請などがあったためと思います。
シンプルプランは通話定額や無料通話のサービスをなくすかわりに料金を980円まで下げてきました。(ただしファミリー割引グループ内の国内通話は無料)
ひとつ難点と言えばシェアパックを組んでいるユーザーのみ対象で、ひとりで1台もしくは2台(2台目プラス)の契約をしているユーザーは対象外です。
ドコモの通話基本プランを比べると以下の通りになります。
カケホーダイプラン(スマホ/タブ) | 2,700円 | 国内通話24時間無料
電話をよく掛ける人向け |
誰でも加入可能 |
カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ) | 1,700円 | 5分以内の通話が無料
短い電話が多い人向け |
誰でも加入可能 |
シンプルプラン(スマホ/タブ) new! | 980円 | ファミリー割引以外、無料通話はなし
待受が多い人向け |
パケットパック(シェアパック)加入者のみ |
どちらのプランを選んだらよいのか?
カケホプランを好んで選んでいる人にはシンプルプランは関係ないと思いますが、「安いプランの方がいい」としてカケホライトを選んでいる人にはシンプルプランは気になると思います。
ではカケホライトとシンプルプランのどちらを選ぶべきか、比較してみます。
まず、カケホライトは1,700円ですが、5分以内の通話は無料です。一方、シンプルプランは980円。無料通話はありません。30秒ごとに20円の通話料がかかります。
カケホライトとシンプルプランの基本料金の差額は720円です。これを通話にすべて当てると考えると1080秒分になります。1080秒は18分になります。
よって、月に18分以上通話をする場合にはカケホライト、それ以下の場合にはシンプルプランにする、というのがひとつ参考になると思います。
まあ、20秒の倍数ぴったりで電話を切るわけではなく端数秒が発生するので、あくまでもざっくりとした時間ですけど。
オレンジがカケホライト、青がシンプル。横軸が通話時間なので、18分が損益分岐点になります。
寝かせ回線ユーザーには朗報
携帯ユーザーにはいろいろな理由で複数回線を持つ人がいます。私もそうです。
かといって全てを実際の通話に使っているわけではなく、使わずに寝かせている「寝かせ回線」もいくつかあります。
シンプルプランは寝かせ回線を持っているユーザーには嬉しいサービスですね。なにしろ今まで使ってもいないカケホライトプランに1,700円も支払っていたのですから。
これで毎月1回線につき720円の節約になります。節約できた分をパケットに回してもいいですね。
あとはパケットの料金が下がってくれれば…。30GBとか50GBとかいらないんですよ。10GBで5,000円位にしてくれませんかね?
最近は安い回線としてMVNOに逃げる方法もありましたが、キャリアが安くしてくれるのであればそれに越したことはありません。
今後もドコモの新しいプランに期待したいと思います。もちろん、au、ソフトバンクもよろしく!