先日、キヤノンのレーザープリンターを購入しました。「キャッシュバックキャンペーン」というのをやっていて、2,000円ほど還元があったのです。
http://cweb.canon.jp/product/biz-p/campaign-sp/
で、その還元ですが「定額小為替」(ていがくこがわせ)を利用するというものでした。
最近はキャッシュバックと言うとAmazonギフト、nanacoギフトなど電子マネー系のコードを送付して終わりというのが多いと思いますが、定額小為替とはなんと前時代的な…。
ただ、 定額小為替はいまでも利用する機会はあるので、いちおうその使い方などをまとめておこうと思います。
定額小為替とは何か?
定額小為替はゆうちょ銀行が発行しているます。郵便局の為替窓口か貯金窓口で購入できます。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/sokin/hikoza/kj_sk_hkz_kogawase.html
金額は決まっていて最小で50円、最大で1,000円の証書が12種類あります。少額の決済向けですね。
50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1000円
郵便で現金を送ることはできませんが(現金書留なら可)、定額小為替なら普通郵便で送ることが可能です。
送る場合には郵便局の貯金の窓口で購入します。ただし、1枚につき100円の手数料がかかります。高っか!50円の小為替を買っても100円かかります。高っか!
貰った場合には郵便局の貯金の窓口で換金をしてもらいます。もらうときは手数料はかかりません。
どんな使い道があるのか?
送る場合の使い道として、私は以前に本籍地の役所に戸籍謄本の送付を依頼した際、謄本の発行料金を定額小為替で送ってほしいと言われました。
もらう場合の使い道としては今回のようにキャッシュバックでもらうとかですかねえ。
相手に自分の銀行口座を知らせたくないけど、お金を送ってほしい場合とか…最近はあまりなさそうですが。
ちなみに、私が初めて定額小為替の存在を知ったのは小学生の頃です。おそらく昭和の話。
めざせまるきんというチョコレート菓子があって(チロルチョコが製造)、当たりが出ると確か1000円もらえるというものでした。小学生には大金ですよ!
当たり券をチロルチョコに送ると、1000円の定額小為替が送られてきたのです。
でもここまで電子化が発達した時代ですから、定額小為替は今後廃れていくのかな…なんて思ったりもします。
もらったらどうする?
定額小為替をもらったら、郵便局の為替か貯金の窓口に行って換金してもらいます。
定額小為替上に受取人の指定がされている場合は本人しか受け取ることが出来ません。ゆうちょのホームページでも書いてくださいと書かれています。ただ、だいたい空欄のようです。私も空欄でいただきました。
実際に受け取る場合には証書の下の空欄に受取人の住所と氏名を記載し、印鑑を押さないといけません。これがない場合は受け取ることが出来ませんので注意です。
なお、印鑑はシャチハタでもOKなのでご安心ください。
あとは身分証明書の提示が必要になると思います。私も運転免許証を提示しました。
そして大事なのは有効期限があるということ!有効期限は発行から半年です。証書に発行の日付が印字されています(消印のスタンプと同じ丸いやつ)のでそれから半年以内にちゃんと換金しましょう。
期限を過ぎても再発行を依頼すればいいようですが、また高い手数料もかかるんだと思いますので、有効期限内に換金に行くべきです。
送るときはどうする?
さて、上述の通り私はこれを送ったこともあります。送る場合にはやはり郵便局で定額小為替を「購入」します。
銀行窓口でお金を引き出す時のように必要な金額を紙に書いて出す必要があります。
なお、上述の通り1枚ごとに100円も手数料が必要になるので、出来るだけ1枚で済むようにしましょう。