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アイテム現金化アプリ「CASH」が凄い!?どんなものでも現金で買い取ってもらえる!?気をつけたい点をまとめました

最近話題のCASHというアプリご存知ですか?

現在はまだ立ち上げ直後ということ で今後サービス内容が変わっていく可能性が高いですが、現時点でわかっている内容と利用者視点の問題点についてまとめてみます。私自身の体験談も載せていきます!

前半がCASHのサービス内容と私の体験談。後半が問題点となっています。そいて最後に12月に2度目の利用をした際の感想を追加しました。

私が体験した内容にて記載していますが、現状は変更になっている点、解決されている点もあると思いますので、ご了承下さい。

2017年11月追記:DMM.comが70億円でCASHの事業を買収したと発表されています。その為、以下の内容は現在若干異なる点があると思いますのでご了承ください。

CASHとは何か?

CASHは手元にあるアイテムを現金化できるというアプリで、ありとあらゆるものを査定し現金で買い取るサービスとして6月に始まりました。

特徴は即金キャッシュ!アプリで写真を送るとすぐに査定され、商品を渡す前に現金が受け取れるというものです。

ただし、商品を送る2ヶ月の期限の間に15%を上乗せして返金をすることで商品送付をキャンセルすることも出来ました。

その内容から質屋アプリとも言われていましたが、初日で1日もたたないうちに3億円もの商品を買い取ることになってしまったため一旦休止し、2か月後の8月に改めて整備をしたうえで再開されました。

8月の再開後は買取商品が指定のブランド品・メーカー品に制限され「なんでも買取」ではなくなりました。また商品送付の期間は2週間に短縮。商品送付キャンセルの場合の15%の上乗せはなくなりました。

また、盗品や自分の持ち物でない写真を送らないようにするため、アプリでとった写真しか使えません。保存している写真などを送ることは出来ません。

12月現在はiOS版のみリリースされています。Androidアプリはいつまでたってもリリースされませんねえ。

 

ちなみにAbema NewsでCASHの特集をしていましたので、こちらをご覧いただくと詳細がよくわかると思います。→ https://abematimes.com/posts/2862561?categoryIds=656208

1日の買い取り上限は全体で1000万円

毎日午前10時午後8時から買取が始まりますが、1日のCASHの買い取り上限は全体で1000万円です。

例えば1,000人のユーザーが1万円相当の商品を買い取ってもらえたら、その時点でその回の買取りは終了。次回の買取再開まで待たないといけません。

尚、1000万円の枠は今後増やしたいということなので、増えていく可能性はあります。

どうやって買い取ってもらう?

買取の依頼は簡単です。

買い取ってもらいたい商品のブランド・メーカー、ジャンル、状態を選択し、スマホのカメラで写すだけ。写した写真をCASHのサーバ側で画像解析し、自動で査定額が表示されます。

尚、開始時間直後は依頼が殺到するため、エラーになったり、査定が失敗したりするかもしれませんが、何度かやっていると成功します。

査定額は最大20,000円。例えばどんなハイブランドの高額商品でも20,000円以上にはなりません。 新品だとしてもです。

最低価格は11月末から1,000円に上がりました。DMMによる買収で資金が潤沢になったのでしょう。

一方でどんなボロボロの商品でも500円で買い取ってもらえる模様。

商品は梱包して自分で発送しないといけませんが、なんと送料は無料。そしてヤマト運輸さんが取りに来てくれます!アプリから発送を選択すると、来てもらえる時間を指定できます。

アプリで査定をしてもらってから2週間以内に送らないといけません。なお、複数の商品をまとめて送ってOKということなので 出来る限りまとめて送るとよいと思います。

買い取ってもらったお金はどうやってもらう?

査定された金額は、アプリ内のウォレットに貯まります。

お金に変えるにはそのウォレット内の金額を現金化するのですが、現在は銀行振り込みのみの対応です。

そしてなんと、商品を発送する前からお金を受け取ることが出来ます!

普通だったら、商品が届いて検品が済んだら振り込みますよーってなりますけどね。ここが画期的なところです。

なお、CASHを始めるときの認証は携帯電話番号のみです。

アプリをインストールして携帯電話番号を入れるとSMSで認証コードが届くので、そのコードを入れるだけでCASHを利用することが出来ます。

いろいろと大丈夫なのかな?という気もしますが、「性善説」に立ち、売り主を信用して運営会社がそのようにしたのだそうです。 悪用はしないようにしましょう。

現在は銀行振り込みのみに対応していますが、現金化には250円の手数料が発生します。

先ほど発送のところでも書きましたが、手数料的にも、出来るだけ複数の商品を査定してから現金化したほうがいいですね。

1,000円引き出しても、10,000円を引き出しても、手数料は250円の模様です。

CASHを使ってみた!

私もCASHを使って不要なものを買い取ってもらうことにしました。

私みたいなケチがハイブランドの商品なんて持っているわけがないのですが、アディダス、プーマなどのスポーツブランドも買い取ってもらえるようなので、スニーカーなどをCASHで買い取ってもらうことにしました。

そして査定額は!!!なんとオール500円です。(笑) おそらく査定額の最低ラインです。→最初に査定した8月当時の話です。

9アイテムを査定してもらい、4,500円がウォレットに貯まりました。スニーカー、パーカー、財布、リュックです。平均すれば妥当だと思います。

ただ、我ながら「これは無理だろ…」というような商品も500円になりました。

ちなみにスポーツブランドの新品で使っていないTシャツも500円でしたが、それは売りに出すのを止めました。

ヤフオクやメルカリなどを使えばおそらくもっと高値で売れるものですが、CASHが狙っているのはまさにそこで、ヤフオク・メルカリなどでは価値がつかずに売れないものや、ヤフオク・メルカリなどに出して買ってくれる人を待つのはめんどくさい!少額でいいからすぐに現金化したい!という人向けのサービスなのです。

尚、1日の上限1000万円になって買取が停止になっても、アプリで査定だけはしてもらえます。

CASHの受取

CASHを受け取るためには9月現在では銀行振込のみとなっています。アプリに受け取る銀行の口座番号を登録します。

また、CASHは古物商ということで商品を受け取る際に本人確認をするのですが、免許証やパスポートなど、身分証明書をCASH側に提示する必要があります。

きちんと提示しないとアカウントが凍結されますので注意が必要です。

CASHについては即金でもらえるということだったのですが、私の場合は数日間かかりました。このあたりの詳細は後述します。

荷物の集配があった

振込があったので、安心して荷物も送ることが出来ます。

CASHアプリから住所を登録して集荷の日時を依頼するとSMSで集荷を受け付けたという連絡があります。集荷の担当はヤマト運輸さんです。実際に指定した日にヤマトさんが取りに来てくれました。

アイテムは私の場合送るものをすべて同じダンボールに詰めてまとめて送りました。

送料は着払いです。伝票も既にヤマトさんが準備してくれてたので、本当に渡すだけ!「よろしくおねがいしまーす」ってな具合で引き渡し完了です。

ちなみに着払い送料は756円でした。送料はCASH側持ちです。

CASH側からの受け取り連絡

商品を送ってから2日くらいしてからでしょうか?CASHからSMSで「受け取りました」という連絡がありました。

アプリで商品のステータスを見ると、すべて受け取り完了となっています。

そして、気になる評価ですが…5つ星をキープしています!よかった。

けっこうボロいものも送ったのですが、きちんと自己評価も「状態悪い」として正直に送ったのが良かったのかもしれません。

評価が下がると、査定額やCASHの上限が下がるそうですが、私は現在上限の2万円をキープできています。

 

さて、以上がCASHの概要と利用した際の流れですが、サービス導入初期のためかいろいろな問題も指摘されています。

2017年8月当時の話で、現在異なっているかもしれません(↓)。

査定が最低10円へ…

私が査定をしたときはどんなものでも500円で引き取ってもらえましたが、今の査定額は最低で10円なのだそうです。それじゃあ、振込み手数料にもなりません。

今引き取ってもらえるのはある程度名の知れたブランドが多く、いくら質が悪くても10円というのは…。私の履き古しのニューバランスが10円なら納得できますけど。

まあ、もちろん査定が渋くなるのは仕方ないと思います。彼らも商売ですから。査定価格が下がった!なんてまだ「かわいい」というか、納得できるのですが…。

 

すぐに買取金額の上限になる

CASHは現在、1日に1,000万円を上限に商品を買い取るとしていますが、最近はそれが1日5分もせずに終わってしまうそうです。

以前は最低でも500円で買い取ってもらえ、1時間程度は買い取り依頼が可能でした。

しかし、10円に買取価格が下がったのに、5分で終わるなんてないと思うんですけどねえ。なんででしょう?

いきなりアカウント凍結!

ここからです、問題は。

なにか先方にとって不都合があるとすぐにアカウントが凍結されてアプリが使えなくなります。私もそのアカウント凍結対象になりました。

私は数千円のキャッシュを受け取ろうとしたのですが、申請画面に「1万円以上のキャッシュ受取には身分証明書を写真で撮って送ってね」と書かれていましたので、「1万以下ならいらないんだな」と思い、適当な画像を写真に撮って送ってキャッシュを申請したところ…数分してから「このアカウントは今使えません」という画面に!なんで?

さらに、既にアイテムの集荷を依頼していた分についても集荷キャンセルとなってしまいSMSで連絡が来ました。

エラー画面やSMSなどに「○○が原因で」と書かれていれば良いものの、そういうことは書かれていません。

もちろん「ああ、これは認証画面の奴だろうなあ」と気が付きましたが、アプリが凍結されていて再送もできませんし、問い合わせページにもアクセスができませんでした。

 

しかたなく、Twitter(@cashjp)のヘッダーに書かれていた問い合わせ先メールアドレス(hello@cash.jp)に状況を送信したところ、かなり早いタイミングでお返事をいただき、「身分証明書に不備があったため」という連絡をいただきました。

改めてメールに免許所のコピーを添付して送ったところ、アプリの凍結は解除されました。

しかし、こちらからアクションを起こさなければどうなっていたんでしょうね?そして証明書を送るのは1万円以上じゃなかったのか?という疑問も解決されず。

 

こちらの氏名、住所、銀行口座番号を知らせたあとで、あちらからはキャッシュをもらえず、まあ、アイテムも送りませんが、ただ単に個人情報を抜かれただけではちょっと怖いなあと思います。

また、2つの電話番号を使って一人が複数アカウントを使うとアカウント凍結になるらしいのですが、複垢を使っていない人でもいきなりアカウント凍結という話も聞きます。

 

お金が振り込まれない?

アイテムが即金でキャッシュになる、というのがふれこみのCASHですが、実際にはアプリ内のウォレットに金額が貯まるのが「即」というだけで、振込申請をしたのに今のところ振り込まれません。

私の場合、上述の通り一時アカウントが凍結されていた影響もあるかもしれませんが、解除から1営業日経ってもまだ振り込まれていません。きちんと支払い処理走っているのかな?

9/6追記:解除から2営業日で振り込まれました!

ただ、調べているとアイテムを送ったのにお金が振り込まれないという人もいます。うーん、これはちょっと…。

 

集荷エラーになる

今、一番の問題はここ。

アプリの凍結が解除されたので再度アイテムを送ろうと思いましたが、なんとエラーになります。

Twitterなどで調べてみると、もう数日この状態の模様。○日までに送ってください、ということなので一度集荷依頼をしましたが、アカウント凍結とともに集荷をキャンセルされ、アカウント凍結が解除されたので集荷を再度依頼しようとしたらできないなんて。それに関するCASH側からの説明などはなし。

とりあえずギリギリまで待ちますが、もしあとになって「○日までに送れって言っただろがー!」と言われても困っちゃいますね。

9/6追記:やっと集荷依頼が出来るようになっていました。

あと、Twitterの話を見ていると「集荷依頼したのにヤマトが来ない、CASHが集荷依頼していなかったみたい」という声も。

 

問題のまとめ

以上のような不備を見ていると、いろいろな個人情報や財産(アイテムやお金)にまつわるサービスを提供する側としては、やはり準備不足だったのが明らかかなと。

現在のCASHの体力以上のことをいきなりやろうとしすぎたのではないでしょうか。

お金の振込に時間がかかったり、アプリにバグがあったり?、不手際があったり…というのはある程度許容できるところはあります。

ベンチャー企業の新しいサービスがそう簡単にスムーズに動くとは思えませんから。

 

しかし問題は、そういうトラブルに対してきちんとサービス利用者に説明が出来ていないこと。いきなりアカウントが凍結されたり、集荷エラーになるバグ?についての説明が無かったり。

人が足りないのは分かりますが、そういう説明を出来る限り早く行う体制にしないと段々と信用を失います。いやいきなり失なうかな。信用を失うのは一瞬ですからね。

しかも今回は2度目の立ち上げということで、再開後に起こるであろうトラブルをある程度予想したりする時間もあったはず。(なかったのかな?)

消費者は実験台ではありませんから。きちんとリスクマネージメントをしながらサービスをローンチしなければ。それが皆無と言っていいのは残念です。

 

前回の記事では持ち上げてみましたが、CASHにしろVALUにしろ、面白いサービスは反面詰めの甘さが目立ちますね。

かといっても、いろいろ詰めてからサービスを開始しても面白いと思ったサービスがスケールダウンしてしまう…となる可能性があるのも確か。ここは経営者のジレンマかも。

面白い試みなのは確かなので、きちんと体制を整えて、よりよいサービスを提供するように努めてもらいたいです。

で、早くお金ちょーだい&商品送らせて!

9/6追記:とりあえず私のキャッシュ化と集荷依頼は終わりました。査定がこのまま10円なのかわかりませんが、その査定金額であれば2回めのキャッシュ化はしばらく様子見です。

12月追記:2度めのCASH経験で感じた問題点

12月に2度目のCASHを行いました。その際の感想を…。

まず、DMMに買収されて最低買取価格が1,000円になりました!「1,000円ならまたなにか売ろうかな」と私も参加しました。

結局売れるものはスポーツブランドのシャツくらいしかなく、1,000円なら売ってもいいかと思えるTシャツとジャージを査定に。

1,000円で買い取ってもらえたのですが、アプリ利用者が多いためか査定に時間がかかりなかなか進みません。

そんなこんなですぐにキャッシュ上限が来てしまい終了となるため、数日に分けて査定に出そうと思っていたところ…。

突然「1,000円やめます」との通知が!え~。正しくは「初めての人だけ1,000円」ということですが。

なんというか、もう少し学習しましょうよ。泣いてんじゃねえよw

1,000円で買いますよ!と意気揚々と宣言すれば沢山の人が使うのはわかっていたはず。その発表からわずか10日で方針転換。

だったら最初から、期間限定にするとか、ひとり1件に限定するとか、やり方はあったはず。前回からなにも変わっていないなあ。

企業側にも予算をはじめ色々な事情があるのは十分わかっていますが、一度始めたサービスをいきなり止めたり、サービスの内容を変えたりするのは消費者からの信用を損なう行為です。

それとも炎上商法的に狙ってやっているのかな?

 

そして、その通知と同時に私が送ろうと思っていたスポーツブランドの買い取りも除外になってしまいました。

これ前にもあったんですけれどね。おそらくハイブランドではなく、比較的安いスポーツブランドを送る人が多かったのでしょう。

 

結局、珍しく持っていたセレクトショップのTシャツをひとつ追加して送ることにしました。

ちなみにその査定は300円でした。まあ、もう着ることはないと思っていたので300円でも十分です。

その後の集荷の流れなどは前回同様。今回は特に問題なくヤマトさんにも指定の日時に来てもらいました。

 

ということでCASHについては使い方・タイミングによっては有用ですが、方針がコロコロ変わる点は相変わらずでサービスとしての信用度…と言うより信頼度に問題が残っていると思います。

とりあえず買い取ってくれるのであれば1,000円とか高望みはしませんので、できれば同じやり方で継続的にサービスを提供してもらいたいです。

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