仮想通貨の話題の中で出てくる「草コイン」という言葉。
耳にしたことがある方もいると思いますが、これは一体何なのでしょうか?
草コインとは?
「草コイン」といっても「これが草コインだ!」という明確な定義はありません。
ただし、特徴としては以下のようなものが挙げられます。
- 有名ではないコイン
- なにに使われるのかわからないコイン
- 値段が安いコイン
では何故これらが「草コイン」と言われるのでしょうか。
まず、日本のネットコミュニティで「草」といえば笑いを表す「www」ですが、まあそんな感じで笑っちゃうようなコイン、馬鹿らしいコイン、という感じでしょうか。
あとは一般的に「雑草」と言われるように、本格的ではない、役に立たない、といったような意味です。
ちなみに海外ではそこようなコインのことを「Shit Coin」と呼んでいます。控えめに言えば「クソコイン」みたいな感じです。
Shitはあまりいい言葉ではないので、外国人の前でShitと言うのはやめましょう(笑)。
仮想通貨には種類によって色々な使い道や目的があります。
その内容は仮想通貨を紹介している公式サイトや掲示板などでだいたいのことが書かれています。
しかし、なかにはその説明が曖昧だったり非現実的だったりしているものもあります。それではなかなか信用もされませんよね。
将来性は未知数で、買っても値上らない、使いみちがない、将来性がない、なんてものもあります。
ですから、そういう仮想通貨は1枚の値段も大して高くはなく、安く買うことが出来ます。
ただ、それ故に「安い値段で大量に買い込むことが出来る」という魅力もあります。
なにがきっかけでボンと跳ね上がるかわからないというのも仮想通貨の魅力でもあります。
ですから、その爆発力に期待して草コインを物色してみるのもまた楽しみのひとつです。
ということで、あくまでも草コインはお遊び感覚で投資することが大事です。
数千円から1万円程度で、少し増えればいいな、でももしかしたら大化けするかも?くらいの軽い感じではじめてみましょう。
「草だと思っていたのが立派な植物だった!」なんてことになれば儲けものです。
もちろん、草コインでもきちんとした目的があるのか、将来性があるのか、といった点を吟味することが大事です。
ちなみに以下の記事では草コインとしてTOKYOCOIN、YAJUCOINを取り上げましたが、見事に「リアルな草」でしたね。
これらについてはエアドロップで貰っていたので、ほとんど出費はなかったとはいえ…。
なかには安値で大量に仕込んだ人、自らがその通貨を宣伝し、値上がったところで一気に売り抜ける、そしてその後は値段が下がり続ける、というようなこともありますので、そのような点には注意しておきましょう。
草コイン向きの取引所紹介
草コインと呼ばれる仮想通貨は、残念ながら日本の取引所では取り扱っていません。ですので、海外の取引所での取引になります。
まずは日本の取引所でビットコインなどの通貨を購入し、海外の取引所に送金します。その後、海外の取引所で送金したビットコインなどで草コインを購入します。
バイナンス Binance
バイナンスは香港に本社がある海外取引所です。取引量では世界トップレベルの取引所で、ユーザーは1月中旬現在で600万を超えています。
人気の理由はメジャーなものから草コインまで数多くのコインが揃っていることや、取引手数料が非常に安いことが挙げられます。
また東京にも支店があり、取引画面は日本語の設定も可能なので日本人にも人気です。
専用取引ツールがあったり、チャートが見やすかったりと言った点も人気です。
人気がありすぎて一時登録を中断することもありますので、登録可能な場合にはとりあえず登録しておきましょう。
ただ、香港に拠点があるため場合によっては中国の影響を受けやすく、規制などが行われる可能性もゼロではない点に気をつけておきたいところです。
コインエクスチェンジ CoinExchange.io
こちらは草コイナーにおなじみのコインエクスチェンジ。CEと略す人もいます。おそらくアメリカが拠点ではないかと。
ここの特徴はビットコイン建ての取引以外にも、イーサリアム、イーサリアムクラシック、ライトコイン、ドージコインといった通貨による取引マーケットもあることです。
特に「草コインの出世頭」柴犬のコインとしてもおなじみのドージコインでも買えるのが魅力。ひじょーに安い草コインの中の草コインが購入できます。
その筆頭格は現在、StrongHands(SHND)、通称ストハンではないでしょうか。ドージコイン建てならば、現在5万円もだせば1億枚のストハンが買えます。
ストハンホルダーの最終目標は1ストハン=1円!これで億り人です!
その他にも、XPやSPRTS、MOONといったコインが人気です。
気になるところはあまりありませんが、チャートがリアルタイムでは動かないため、最新の価格を確認する時は数字できちんと追わないといけないのが面倒です。
クリプトピア Cryptpia
クリプトピアはニュージーランドに拠点がある取引所です。
こちらも人気の高い取引所で、一時登録を中断していたことがありました。
クリプトピアでもメジャーコインから草コインまで、数多くのコインの取扱があります。今確認したら560種類くらいの取扱がありました。
ここでも、ビットコイン建てに加えて、ドージコイン建て、ライトコイン建ての取引も可能ですので、やっすーい草コインに分散投資して、育ってきたら売る、というのを繰り返すと良いのではないかなと思います。
サイトを見るとわかりますが、情報料が多いのも魅力です。
特にデメリットということではありませんが、おそらくニュージーランド人が多く使っていると思うので、もしかするとニュージーランドでしか使えないサービスもあるかもしれません。
なお、これらの海外仮想通貨取引所は人気がありユーザーも多いのでいきなり閉鎖するなんてことにはならないと思いますが、海外の取引所ですのであまり過信せず、自分のPCのウォレットに保存したり、取り扱い取引所が他にもあれば一部送って分散させるなど、リスク管理もきちんとしておきましょう。