私はAndroidのおサイフケータイとiPhone7のApple Payの両方にSuicaを登録してモバイルSuicaとして使っています。
どちらも使いたい!でも、その場合には色々と面倒なこともありますので、まとめてみたいと思います。
併用するなら”Suicaポイントクラブ”アカウントは2つ持ったほうがいい
まずはじめに。JR東日本ではiPhoneで使うSuicaのことを「モバイルSuica」と呼んでいます。これは、今までガラケーやAndroidで使ってきた「モバイルSuica」という呼称と同じです。
携帯端末で使うSuicaはすべて「モバイルSuica」と呼ばれているということになります。
さて、それを念頭においての話ですが、Suica(モバイルSuica含む)を使って買い物をするとSuicaポイントが貯まります。
SuicaポイントはSuicaポイントクラブにSuicaカード番号を登録しておくと、Suicaポイントクラブのアカウントごとにまとめることが出来ます。
例えば、私の場合はおサイフケータイのモバイルSuicaとアトレビューSuicaカード(クレジットカード)の2つのSuicaカード番号をSuicaポイントクラブに登録しているのです。
そこで、新しくApple PayのSuicaカード番号をそのSuicaポイントクラブに登録しようとしたところ…できないのです。
調べたところ、なんと、ひとつのSuicaポイントクラブアカウントに対して登録できる「モバイルSuica」のカード番号はひとつだというのです。
※Suicaポイントクラブ1口座につきモバイルSuica(EASYモバイルSuica、iOSでのモバイルSuicaを含む)は一台しか登録できません。予めご了承ください。
http://suicapoint.okweb3.jp/EokpControl?&tid=143287&event=FE0006
これではApple PayでSuicaを使った買い物をしてもポイントが貯まらないではないかー!ならば仕方ないですね、ということでもうひとつSuicaポイントクラブのアカウントを作りました。
Suicaポイントを余すことなくゲットするのであれば、Suicaポイントクラブアカウントは2つ持ったほうがいいということになります。
さらに”My JR-East”アカウントも2つ必要
さて、JR東日本を良く使う方は「My JR-East」をご存知だと思います。JR東日本がサービスする各種サービスコンテンツを連携させることができるポータルアカウントのことです。
そのMy JR-Eastには、Suicaポイントクラブを紐付けることが出来ますが、連携されるサービスはMy JR-Eastが「1」に対してSuicaポイントクラブも「1」という1対1の関係になります。
ひとつのMy JR-Eastに対してSuicaポイントクラブを「2」連携することは出来ません。
ですから、上述の2つのSuicaポイントクラブを2つともMy JR-Eastで連携したい場合、My JR-Eastも2つアカウントを取得しないといけません。
さら上述の通り、「おサイフケータイのモバイルSuica」と「モバイルApple PayのSuica」でモバイルSuicaが2つになっています。
モバイルSuicaもMy JR-Eastに連携できますので、連携の設定をしておきましょう。するとiPhoneのSuicaアプリへのログインはモバイルSuicaでも、MyJR-EASTでも、どちらもで可能となります。
なお、My JR-Eastは以下のサービスに連携が可能です。
併用でVIEWカードによるオートチャージを行うにはそれぞれにVIEWカードが必要
モバイルSuicaにクレジットカードをリンク(登録)するとオートチャージなどのサービスが受けられとても便利です。しかし、Apple PayのモバイルSuicaに手持ちのアトレビューSuicaカードを登録しようとしても出来ない!
最初はクレジットカードの国際ブランドがVISAだからかな?と思ったのですが、調べたところ「ビューカード1枚につきリンク設定できるSuicaは1枚」ということ!
※原則としてビューカード1枚につきリンク設定できるSuicaは1枚です。
https://www.jreast.co.jp/card/function/autocharge/use_suica.html
まじかあ…。
じゃあ、他のクレジットカードをリンクしようかと思いましたが、登録画面には「一度クレジットカード情報を登録すると、クレジットカード情報を削除することは出来ません。」という面倒くさい記述があったので、やめました。
そもそも、VIEWカードをオートチャージ用にすると他のクレジットカードをリンクするよりもポイントが3倍になるのでVIEWカードをリンクしたいのに、別のカードを登録してもあまり意味は無いですし。
(ちなみにここで得られるポイントはVIEWサンクスポイントのことです)
公共料金やお買い物・お食事の際の支払いは1,000円につき2ポイント(5円相当)のポイントが貯まります。
ビューカードによるSuica定期券(※1)の購入やオートチャージの利用は、ポイント3倍となりますので、1,000円の利用で6ポイント(15円相当)のポイントが獲得できます。
※1 JR東日本のみどりの窓口や券売機で購入された場合に限ります。
結局、私はモバイルSuicaを併用をすると言っても、メインで使うのは今まで通りアトレビューSuicaカードを登録したおサイフケータイのモバイルSuicaの方で、Apple PayのモバイルSuicaはサブという位置づけにしました。
もし、2つのモバイルSuica両方にVIEWカードをリンクするのであれば、もうひとつVIEWカードを申し込む必要があります。
おサイフケータイでエクスプレス予約を使っている場合、VIEWカードの解除は安易にしないほうがいい
「じゃあ、メインでApplePayのモバイルSuica使いたいから、今おサイフケータイのモバイルSuicaにリンクしているVIEWカード解除して付け替えよう!」と思ったあなた、ちょっと待った。
おサイフケータイのモバイルSuicaにリンクしているVIEWカードを解除してApple Payに紐づけることはできますが、今おサイフケータイで東海道新幹線のエクスプレス予約を行っている人はVIEWカードの解除をしないほうがいいです。
解除をすると、グリーンポイントプログラムのポイントが消えてしまいます!
私は以前、JALカードSuicaからアトレビューSuicaカードにおサイフケータイに登録してたクレジットカードを変更したのですが、そうしたらそれまでたまっていたグリーンポイントが消えました…。
もう少しでのぞみのグリーン車に乗れるくらいたまっていたのにー!ほんとうに残念なことをしました。
グリーンポイントはエクスプレス予約会員の情報に紐付いているのではなく、登録していたクレジットカードに紐付いているんですね。お気をつけ下さい。
ということで以上がモバイルSuicaをおサイフケータイとApple Pay両方で使う場合に気をつけたいポイントでした。
まだ気をつけるべきポイントはあるかもしれませんので、気が付きましたら追記したいと思います。