※今後Amazonプライム年会費、Amazon Mastercard年会費が改定された場合には、以下の内容は当てはまらなくなります。
2019年に行われたAmazonプライム会費の値上げ。変更内容は以下の通りです。
変更前 | 変更後 | |
年会費 | 3,900円(税込) | 4,900円(税込) |
月会費 | 400円(税込) | 500円(税込) |
3,900円から4,900円への値上げですが、海外のAmazonのプライム年会費は10,000円近いことや、4,900円と言っても月割りで考えれば408円ということを考えれば、まあまだ許容範囲かなと。
で、年会費が4,900円になったことでにわかに注目を浴びることになったのがAmazon Mastercard ゴールド(以下、Amazonゴールド)、というクレジットカードです。
何故かといえば、Amazonゴールドを持っていれば、実質プライム年会費が4,400円になる上にいろいろな特典がつくからです。
(尚、別の言い方をすると、Amazonゴールドを持っていると半ば強制的に?プライム会員になります。プライム会員になりたくないという人がもしいれば、Amazonゴールドを持ってはいけません。)
Amazonゴールドはどれだけお得なのか?
Amazonゴールドのカード年会費は通常11,000円です。
ただし、申込時にマイ・ペイすリボを選択すると5,500円割引となり、年会費は5,500円になります。
さらに、2年目以降もマイ・ペイすリボを続けることで5,500円割引が継続、そして初年度のうちにWEB明細書サービスに登録しておくことで2年目から1,100円割引となります。その結果、カード年会費は4,400円となります。
4,400円にはAmazonプライム特典が含まれているため、Amazonゴールドを持っていればプライム年会費が通常の4,900円から実質的に4,400円になるわけです。500円もお得。
さらに、その4,400円には全国主要空港のラウンジ利用が無料、最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付保されるといった特典もあります。
また、AmazonゴールドをAmazonの買い物で利用した場合のポイント還元が2.5%付きます。最近2%を超える還元率を誇るカードが少なくなっていることを考えると、2.5%還元は貴重ですね。なお、Amazon以外での買い物の場合には還元率は1.0%になります。
それら特典を4,400円で享受できるのであれば考え方によっては安いよね、ということになります。(カード利用1年目はWEB明細サービスの割引がないため年会費5,500円です。)
Amazonクラシックを持っている人はどうなる?
さて、実は私、AmazonのノーマルクラスのクレジットカードAmazon Mastercardクラシック(以下、Amazonクラシック)を1年前から持っているのですが、上記のようにゴールドがお得だと聞けば黙っていられません。クラシックからゴールドへの切り替えを決断しました。
その時に気を付けたいことについてまとめておきます。(三井住友カードにも質問していますのであっているはずですが、疑問点がある方は三井住友カードまで直接お問い合わせください)
概要:切替の場合は2年目の条件が適用される
私は既にクラシックカードを持っており、1年近く利用していますので、切り替えをする場合は翌年度以降の条件が適用されるそうです。
カードを持ち始めて1年未満の場合であっても、2つの特典のうち「マイ・ペイすリボ」設定による5,500円割引は後述するクラシックのうち(ゴールド切り替え前)にマイ・ペイすリボにすることで適用可能。
WEB明細による1,100円の割引は既に6回以上(つまり最低でも半年)の支払請求があれば、割引適用されるのではないかと思います。
特典1:マイペイスリボの適用で5,500円の割引
マイ・ペイすリボによる5,500円割引を受ける場合にはゴールド申込時点でマイ・ペイすリボである必要があります。
ただし、ゴールド切替による申込画面にはマイペイスリボへの変更を申請する箇所はありません。
ということで、ゴールド切替を申し込む前にクラシックカードの設定のうちにマイ・ペイすリボに変更しておきます。
マイ・ペイすリボに変更したうえで、過去に1年の間に1度でもクラシックカードでの支払いがあれば、ゴールド切替時に5,500円の割引が可能です。
変更画面は以下の通り。なお、マイ・ペイすリボではなく「あとからリボ」というサービスもありますが、そちらではないので注意。
https://www.smbc-card.com/mem/revo/mypace.jsp
マイ・ペイすリボはリボ払いの上限額を自分で決めることができますが、初期値では5,000円となっています。
毎月の支払いが5,000円を超えると、返済時に利息がつくリボ払いになってしまいます。
ですから、この初期設定の5,000円の金額を変更しておきましょう。私は50,000円にしました。
さすがに月50,000円以上はAmazonでは使わないですし、仮に使う場合にはその前に改めて変えればいいかなと。
尚、条件としては上述の通りマイ・ペイすリボに変えただけでは5,500円の割引対象にはならず、1年のうちに1度でも使ったことがあることも条件です。
クラシックカードだけ持っていて使ったことがない人は、1度でも買い物をして、カードの売り上げが履歴に反映されてからマイ・ペイすリボの設定とゴールドの切り替えを行いましょう。
特典2 WEB明細を利用して1,100円の割引
私の場合、1年前にクラシックカードを申し込み、その時からWEB明細を申し込んでいました。
既に6回以上の支払い実績がありますので(買い物がない月もありましたが、Amazon Music Unlimited 780円の支払いを毎月しています)1,100円の割引の資格があります。
ということで、ゴールド切替時から5,500円+1,100円割引の特典が受けられます。
年会費は4,400円となり、普通にAmazonプライムの年会費を払うよりもお得にAmazonプライムの会員になることが出来ます。
既にクラシックを持っている人、今後もAmazonプライムの会員でいるつもりの人は、上記の注意点を踏まえてゴールドへの切り替えをお勧めしますよ。
切り替え申込みからの経緯
私の場合切り替えはスムーズに進みました。
火曜日の日中に切り替え申し込み→審査完了
水曜日にAmazonプライムから「ようこそAmazonプライムへ」のメール(まあ、もともとプライムでしたが)
木曜日にAmazonゴールドでの買い物が可能に&発送連絡
金曜日の夜にカード到着。
プライム会費が戻ってくる
既にプライム会員である人がAmazonゴールドカードを契約した場合(クラシックカードからの切り替え含む)、その切替時点で新たにプライムの契約が始まります。
そのため、それまでのプライム年契約期間が残っている場合は年会費の残高が戻ってきます。
私の場合、年契約が切れる直前にカードの切替をしたのですが、234円戻ってきていました。
これから申し込む場合はどちらを選んだらいい?
初めてAmazonのクレジットカードを申し込む場合、クラシックを申し込んでゴールドにするか、直接ゴールドにするか、どちらがいいんでしょうね?
クラシックに申し込んでゴールドに切り替える場合
クラシックの場合、初年度に5,000ポイントほどの入会ポイントがもらえますので(時期によってはもっと貰える場合も)、それをプライム年会費と相殺したと考えれば初年度はクラシックでもよいかもしれません。
その場合、後にゴールドに切り替えるのが前提であれば、最初からマイ・ペイすリボ&WEB明細にしておきましょう。
その後、半年は私のように毎月支払いで利用し、半年後にゴールドへ切り替えればゴールド初年度でも4,400円の年会費(6,600円の割引)にすることもできます。
ただ、上記の通り半年はクラシックを使わないといけないので、時間がかかるのがちょっとネック。
クラシック申し込み後に一度買い物で支払いを行い、半年待たずに直ぐにゴールドにする場合、WEB明細特典の1,100円は受け取れませんが(過去6回支払い請求の条件を満たさないので)、マイ・ペイすリボの特典は受けられます。
ゴールド初年度は5,500円の割引でよいとする人はそれでも良いでしょう。
最初からゴールドにする場合
切替なんてメンドクサイ!というひとはいきなりゴールドに申し込んでもよいと思います。
その場合は、申込画面でマイ・ペイすリボさえ申し込めば、カード年会費は11,000円から5,500円になります。
WEB明細も申し込んでおいて、定期的にゴールドカードを利用すれば2年目以降は6,600円引きの4,400円の年会費になりますね。
マイ・ペイすリボ改悪!でもAmazonゴールドカードはセーフ
2019年9月に突如発表となった「マイ・ペイすリボ」年会費優遇特典条件改定のお知らせ。
詳しくはリンク先でご確認を。
これでAmazonゴールドも改悪か?と思いましたが、リンク先のページに以下の文言がありました。
ご注意
三井住友プラチナカード・一部の提携カード(Amazon Mastercardなど)で本改定の対象とならないカードがございます。
これは朗報。ただし、いつルールが変わるかわかりませんので、チェックは続けていきたいですね。
ということで、Amazonプライムに登録している人は、Amazonゴールドカードを持つと年会費を抑えて、更にお得に買物ができます。ぜひお試しを!