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UMIDIGI A1 Pro 実機レビュー 1万円台で買える最高のエントリークラスAndroidスマートフォン 格安SIMでも使える!

今回、GearBestさんから中国の新興スマホメーカーUMIDIGI(ユミデジ)A1 Proをお送りいただきましたので、レビューしたいと思います。

これ、コスパよすぎるでしょ…!

こんな方におすすめ

  • とにかく安く買える最新スマホを探している人
  • ドコモ・auどちらの回線でも使えるDSDSスマホが欲しい人
  • 周りの人とは違うスマホを持ちたい人
  • 中華スマホに興味がある人 などなど

スペック&価格

まずは主なスペックを表にしてみます。エントリークラスの機種ですが普通に使うには十分な性能を備えているように思えますね。

ディスプレイ 5.5 インチ 1440 x 720 Pixel
CPU MTK6739 Quad Core 1.5GHz
RAM 3GB
ROM 16GB
カメラ (背面)13.0MP +5.0MP (前面) 5.0MP
SIM Nano SIM DSDS(Dual SIM Dual Stanby)
バッテリー 3150mAh
OS Android 8.1

もちろんSIMフリーです!

そして価格は定価の場合139.99ドル。だいたい15,000~16,000円くらいということでしょうか。

GearBestではそこからセールなどで安くなることが多いので、日本円なら11,000~12,000円くらいで購入できる場合があります。

GearBestで中華ガジェット・中華アイテムを安く購入しよう!難しい?いやいや簡単です!

開封

DHLで届きましたのでさっそく開封です。パッカーン。

ちなみに金曜日に香港をでて、月曜日に私の手元に届きました。はっや。

ふたを開けると本体が。本体を持ち上げると充電用のアダプターとケーブル(USB Type-C)が備えられています。

また、インビテーションのような封筒には説明書とSIMをセットする際に使うピンが。

本体には、ソフトケースが最初からついてきました。しかし、UMIDIGIの美しい本体を見るためにケースは外します。

ケースを外すとこんな感じ。色はブルーです。

波が打っているようなグラデーションが見られますが、そのように塗装されているだけで本体に凹凸はありません。

で、商品説明の写真のような明るすぎるライトブルーではなく、非常に落ち着いた青で大人が持っていたとしても大丈夫です。すごくきれい。

宣伝用の写真とは全く違う印象です。

最近の中華スマホはこのように色にこだわりがあるようですね。単色だけではなくグラデーションなどで差別化を図っている機種が多いです。

残念ながら日本のスマホだとエントリークラスの場合、プラスチックっぽかったりするのが多いですが、中華スマホは見た目でも頑張っています。

 

サイズを比べるためにiPhoneXと並べましたが、高さは同じ位、幅はA1 Proの方が狭く、薄さもA1 Proの方が薄そうです。

重さはA1 Proの方が軽い感じです。まあiPhoneXも重いわけではないので、特に気にならない重さということです。

前面ベゼルは黒、サイドの部分はアルミシルバー。正面から見たらiPhoneXに近く、まったく遜色ありませんでした。

左がA1 Pro、右がiPhoneX(ケース付き)

とにかく見た目は個人的には100点!フォルムに無駄がなく、カラーも美しく、これが1万円ほどというのは信じがたいです。

 

起動してアプリチェック

OSは最新のAndroid8.1です。

初期設定で日本語表示にすることが可能。国内メーカーのスマホを使っているのと全く同じ感覚です。

 

そしてデフォルトで入っているアプリはGoogle純正のアプリのみ。余計なアプリが入っていません。

なお、日本語入力も最初入っていませんので、Google Play ストアからGoogle 日本語 IMEをインストールして使いましょう。

(Dr.WebとAntutuは私がインストールしたアプリです)

Antutuでベンチマーク

例のごとくベンチマークアプリのAntutuでテスト。スコアは45672でした!

セキュリティチェック

気になるのがセキュリティなんですけど、Dr.Web Mobile Security for Android.でフルスキャンしました。

特に問題なしとのこと。Androidではセキュリティソフトは常駐しましょうね。使っているうちに問題が「侵入」してくる可能性もありますので。

使えるSIMは?

使えるSIMについては以下のバンドをサポートしています。

2G バンド: GSM 850(B5)/900(B8)/1800(B3)/1900(B2)MHz
3G バンド: WCDMA 850(B5)/900(B8)/1700(B4)/1900(B2)/2100(B1)MHz
4G バンド: FDD-LTE 700(B17&B12)/800(B20&B19)/850(B5)/900(B8)/1700(B4)/1800(B3)/1900(B2)/2100(B1)/2600(B7)MHz

重要なのは4Gのバンドになりますが、Band19。つまりドコモのプラチナバンドが使えるということで、ドコモや格安SIMも問題なく使えると思われます。

で、私はと言うとUQ mobileのデータSIMを突っ込みました。UQはauのネットワークを使いますのでバンドはB1になります。

あとはB8がソフトバンクのプラチナバンドですね。

 

機能チェック

DSDS(Dual SIM Dual Standby)

なんと言っても、中華スマホ、海外スマホはこれがあるのが素晴らしいですね。

DSDSのメリットとして配下のような点が挙げられます。

  • ガラケー+スマホとか、スマホ+スマホとか、2台持ちをやめて1台に集約できる。
  • プライベートと仕事の回線を1台で持つことが出来る。
  • キャリアのカケホーダイ通話SIMと格安スマホのデータSIMなど、SIMの組み合わせを工夫することで1台持ちで月額料金を下げることが出来る。
  • 海外によく行く場合、日本のSIMと海外のSIMを挿しておけば、SIMを挿しかえ、設定をし直す必要が無くなる。

そして、この機種もSIM2枚挿しがOKです。しかも4G LTEが2枚いける!DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)ってやつです。

ドコモ・auどちらのSIMも使える!

下の写真は左のスロット1にUQモバイル、スロット2にmineoのAプランのSIMをそれぞれおいたところです。

 

私の環境の場合、以下のSIMで動作確認取れています。au系はBand1、ドコモ系はBand19をつかんでいます。

写真以外にもいろいろと組み合わせて使っており、今まで以下のコンビを試しています。

  • UQ mobile + ドコモ
  • UQ mobile + au
  • UQ mobile + mineo (Dプラン・音声付き)
  • UQ mobile + mineo (Aプラン・データのみ)

現在は一番上の「UQ mobile + ドコモ」のコンビにしています。

UQ mobile + ドコモのコンビにすることで、データ通信はUQモバイルで、通話(といっても待ち受けメインですが)はドコモで出来ています。

 

そして下の図は「UQ mobile + mineo(Aプラン)」を挿した時の様子ですが、左にはKDDI-KDDIのダブルネーム!

もちろん片方をドコモ系にすればKDDI-NTT DOCOMOになります。

右側のアンテナアイコンも2つあり、待ち受けが2回線でされていことがわかります。

画面では右側のアンテナアイコン側に小さく「4G」という文字が見えますが、この場面では右側、つまりスロット2に挿したmineoのSIMを使って通信がされています。

SIMは抜き差し不要 設定変更でOK

SIMの切り替えはメニューから可能です。

以下の図のとおりSIMを2枚認識している状態ではSIMスロット1・2それぞれに電話番号が表示されています。

その下の優先SIMで優先してどちらのSIMを使うかを設定しています。この図ではmineoを選択していますね。

このDSDSの機能は本当に便利だし、この機能自体がガジェット好きな人の心をくすぐると思います。

それがこのようにエントリークラスの端末でもできるのですからありがたい話です。

指認証システム

A1 Proの生体認証は指認証と顔認証の両方がありますが、まずは指認証。裏面の指紋センサーを使います。

下の写真ではFingerprint Scannerとなっている黒いところです。

裏面のセンサー搭載機は初めて使いましたが、自然に指が置けていいですね!これはiPhoneなど前面の底にボタンを配置するのより持ち手が安定したまま操作できるので、前面センサーより優れているかも。

顔認証システム (FaceID)

続いて顔認証を試しました。

顔認証はiPhone Xと同じく、顔を撮影して端末に認識させるのですが、設定前にいきなり以下の注意事項が!

「フェイスロック解除は他のロック解除手段ほどセキュアではありません」ってマジか!(笑)

さらに…

自信ないんかい!

iPhone XのFaceIDはAppleが「双子でも別人なら認証されない」とか「髪型変えても同一人物で認証される」とか自信満々だったのに、こちらは自信がなさそうです。

一応登録してみましたが、私の場合問題なくロック解除されます。認証速度も結構早いです。

ただ、もしかして他の人の顔でもロック解除されたりするのでしょうか。今度試してみたいと思いますが…。

あまり顔認証機能を信用できない人は指認証でとどめておくと良いでしょう。

 

背面の指認証と顔認証はどちらでも使えます。

iPhoneXでは指認証(TouchID)を捨ててFaceIDのみの機能になっていますが、A1 Proのように両方使えて選択肢があるのは良いと思いますね。

カメラ

カメラは背面13Mピクセルのダブルレンズを使って、特になにも設定をせずに写真を撮ってみました。ノーフラッシュ。

小諸そばのかき揚げせいろです。あんまり被写体がレビュー向きではないか(笑)

私はカメラにこだわりはないので、評価はお任せいたします。(カメラうまくなりたいなあ…)

クリックで拡大されますが、サイズは 4160 × 3120 で3MBくらいありますので、ご注意を。

 

デメリットは?

とにかくいいことづくめのUMIDIGI A1 Proですが、いくつか気になるところをあげてみます。

ROMが16GBである

安いので仕方がないと言えば仕方がありませんが、ROMが16GBと現在のスマホとしては少々寂しいです。せめて32GBは欲しいところ。

もちろん、SDカードを利用することで容量を増やすことはできますので、SDカードを挿せばその課題はクリアとなります。

しかし、SDカードはSIMのスロット2と共用となっています。よって、SIM1枚とSDカード1枚を入れると2枚めのSIMは入れることが出来ない…つまりDSDSで使うことが出来ないということになります。

まあ、日本国内だとDSDSで使いたいという人はあまりいないのかもしれませんが、注意が必要ですね。

 

【追記】

しばらくDSDS、つまりSDカードを挿さずに使っているうちにアプリをダウンロードしすぎて残り容量が少なくなってしまいましたが、すると段々とフリーズしたりするように…。

空き容量のせいかな?と思って使っていないアプリを削除して、4GB程度の空きができたあたりから再び普通に使えるようになりました。

16GBしかないとやはりアプリやキャッシュの容量について気になってしまいますね。4GBの空きが必要ということは全体の75%しか満足に使えないということになります。

ということで、SDカードを挿さない人は注意が必要です。

歩数センサーがついていない

今、日本で売られている多くのスマホには歩数計がついていると思いますが、この端末には歩数計(歩数センサー)がついていません。

よって、歩数カウントが必要とされるようなアプリの機能が使えないという難点があります。

そのようなアプリを使ったり、歩数計としてもスマホを活用している方には注意が必要です。

おサイフケータイはない

これはもう日本の端末ではないので仕方のないことなのですが、おサイフケータイには対応していません。仕方ない。

背面パネルには指紋が付く

とてもきれいなA1 Pro(ブルー)の背面ですが、残念ながら持っていると指紋汚れが付きます。

まあ仕方ないですかねー。きれいな見た目とはトレードオフの関係ですから。服やハンカチなどでフキフキして汚れを落としましょう。

結論

ということで、ここまで使ってみての結論ですが、とにかくこのような最新の機能・スペックで一万円台で買える機種であればおすすめしないわけにはいかないと言ったところ。

メイン機としてバリバリ使う場合にはエントリークラスということでちょっとスペック不足と思える部分もありますが、サブ機として使ったり、ライトユーザーが使ったりする分には申し分ありませんね。

GearBestでは頻繁にセールやクーポン配布をしており、定価の139.99ドルよりも安く購入こともあるので、ちょいちょいチェックすることをおすすめします。

なお、GearBestについて、登録の仕方などは以下の記事をご覧ください。

GearBestで中華ガジェット・中華アイテムを安く購入しよう!難しい?いやいや簡単です!

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