ペヤングだと思ったらペヨングだった…謎のカップやきそば「ペヨング」について

最近店頭で「ペヨング」というカップやきそばを見かけませんか？ペヨング…ペヤングのパクリ？バッタもん？半島系？いろいろと謎多いペヨングですが、実際に買って食べてみました。

ペヨングはパクリでもバッタもんでもない

購入したのは近所の安売りスーパー。110円でした。ちなみに近所の某コンビニでは128円で売ってます。安い。

となると、気になるのはどの会社が製造しているのか？確認すると「まるか食品」となっています。そうです。ペヤングソースやきそばを売っている「まるか食品」です。ペヤングもペヨングもれっきとしたまるか食品の製品なのです。

ではなんでペヨングのような商品を出したのでしょうか？それはこちらの毎日新聞の記事に掲載されていました。

「ペヤング　ソースやきそば」そっくりの「ペヨング　ソースやきそば」が今月、全国で販売される見通しとなった。麺の量を減らした廉価版。製造する「まるか食品」（群馬県伊勢崎市）の丸橋嘉一社長は毎日新聞の取材に「メーカー希望小売価格を設定しないオープン価格で、小売店の特売ニーズに応えたい」と狙いを語った。

従来品は希望小売価格１７０円（税別）。オープン価格の姉妹品を新発売することで、ドラッグストアやディスカウントショップが特売品として扱いやすくする戦略だ。丸橋社長は「パッケージを全面的に変えても売れないので若干イメージを残した」と説明する。ペヤングより価格や内容量を落としたとの意味を込め、「ヤ」を「ヨ」に変えたという。

なるほど。量を減らした廉価版の姉妹品という位置づけのようです。

ペヨングを買って食べてみた

まずはペヨングとペヤングの成分を比較してみます。

量を減らしただけあって、どの値もペヤング＞ペヨングとなっています。

では、内容物を見てみましょう。

かやくとスパイス・ふりかけですが…ペヨングのなかにペヤングのかやくなど小袋が入っていました。ただ実際にはかやくの中に肉が入っていない！

ひとつ異なるのはソースはペヨング専用のソースであること。麺の量を減らしたことで、ソースの量も減っているのでしょう。味にも違いがあるのかな？

っていうか、なんでかやくはペヨング表記になっていないんだろう？

では作ってみます。作り方はわざわざ説明する必要はありませんね。で、完成です。

おいしそうに出来ました！見た目もペヤングと変わりません。

で、実食...うん、ちょっとあっさり味のような…？ほんと、誤差の範囲だと思いますが。私個人的には、十分満足感を得られました。

結局ペヤングとの違いは何なのか？

「ペヨングはこれはこれでありだよな」と言うのが食べ終わってみての感想です。カップやきそばは案外カロリーが高いのですが、ペヨングは500kcalを切っていますし、炭水化物もペヤングより低め。

カロリーが気になる女性や、糖質制限をしているダイエット中の方でも、「どうしてもペヤングが食べたい！」という時の代わりになり得ると思います。あとはお子さんにも向いていますね。

で、結局ペヤングとペヨングの違いというのは、社長も言っているように量を減らした姉妹品ということになるでしょうか？

もう一度パッケージを見てみると、ペヤングには「Big!」という文字がありますが、それに対してペヨングには「Regular!」の文字があります。つまりはそういうことかと。というか、我々は知らず知らずのうちにBigを通常サイズとして食べていたわけですかw

ペヨングはすでに人気で、売り切れ店舗も出ている様子。売っていたらぜひお試しください！