先日、auの4GLTEガラホ AQUOS K SHF32 を機種変更で購入したことは記事にしましたが、使って少し経ちましたので、使ってみた感想をまとめます。
あくまでもガラケー
ガラホはガラケーとスマホを掛け合わせてガラホと言われていますが、率直な印象としては「OSがAndroidのガラケー」という感じで、あくまでもガラケーですね、これは。ガラケーの進化版といった感じです。
ガラホのいいところ
ガラケーとしての機能は高い
端末としての質感もよく、VoLTE対応だけあって、通話の音もきれいです。これがガラケー全盛の時代に出ていれば...とは思いますが、それはちょっと贅沢な話でしょうか。まあ、それだけ進化を遂げています。
スクリーンショットが撮れる!
今までのガラケーではできなかったスクリーンショットが撮れます。これはAndroidOSのお陰ですね。待ち受け画面とメニュー画面を撮ってみました。
アプリごとにデータ通信するかしないかが選べる
バックグラウンドで勝手に通信されないように、アプリごとの通信の許可・不許可を選ぶことができます。Androidが勝手に通信することを防ぎます。
Wi-Fiが使える
Wi-Fiが使えるので、LTENETの契約をしなくても一応ネットは可能です。通話だけしたい!ネットも時々つかいたい!という人にはいいですね。
テザリングができる
LTENETを契約していれば、テザリングをすることができます。LTEなので速度も出ます。たとえばこのガラホとWi-Fi対応のタブレットを持っていれば、ガラホを介してネットが出来ます。「通話はガラホで、ネットはガラホを介したタブレットで」という使い方が可能。年配の方にいいかも?
ガラホの残念なところ
タッチスクリーンではない
やはりAndroidのアプリはタッチスクリーンで使ってなんぼです。タッチクルーザーEXという機能があり、画面にマウスポインターを表示させてそれ操作する機能がありますが、ソレジャナイ感が強いです。
LINEが使えるといっても、キーで打ち込むのではスマホLINEになれた人にはちょっと面倒です。ただ、ガラケーしか使いたくないがLINEは使いたいという人には悪くありません。
データプランが高い
Wi-Fiを使えばいいのですが、どうしてもLTENETが必要になる場面があります。EZWEBメールの設定など。
従量プランではパケットに対する単価が高いので、パケットプランに入っておいた方が安心ですが、ダブル定額(VK)は190.6MB使えばすぐに上限です。これでは気にせずに通信はできません。結局は上限の4,400円を支払うことが前提のような気がします。
まあ、もともとそこまでネットを使う人用の端末ではないのかもしれませんね。あくまでガラケーメインユーザ向けと考えると。
Googleアカウントが使えない
OSはAndroidですが、Googleアカウントが使えません。ゴニョゴニョすれば使えるようですが、正攻法では使えません。よって、アプリもホイホイダウンロードしてインストールが出来ません。Gmailが使えません。つかえるアプリはauMarketに用意している限られたアプリだけとなっています。
SIMはVoLTE対応のみ
auVoLTE対応の機種なので、SIMはauVoLTE対応のものしか使えません。非auVoLTEのスマートフォンのSIMとは互換性がなく、SIMの使いまわしができません。
ドコモはLTEであればVoLTEに対応していてもしていなくても使いまわしができますので、なんだかこのauの縛りはめんどくさいです。
まとめ
ということでまとめますと、やっぱりガラホはガラケー愛好者向きのガラケーという印象。面白い端末ではありますけど。
キャリアはガラケーから撤退するという話がありますが、このような機種があれば、今後もガラケー愛好者の需要を満たすことはできると思います。
中途半端にスマホ的な機能をもたせたり、スマホ的な使い方も出来ますよ、といった売り方はせず、OSはAndroidだけどあくまでもガラケーだよという風に割り切って売りだしてしまっていいんじゃないでしょうか?